昨日は、ある一組のカップルが豊田市から出来上がった輪の結婚指輪を取りに来てくれました。豊田市と一宮市は、愛知県の中でも西と東に位置する市ですが、輪の指輪をホームページを見て一目惚れしたおふたりは５月に初めてお店を訪れてくれました。「匠」の市松を見たいと言ってくれた二人でしたが、その当時はまだ店頭に並んでいなかったので、残念ではありましたが、梅を手彫りで彫った指輪をとても気に入ってくれました。でもやっぱり一番初めに気に入った市松をなんとか一目見たいというおふたりの願いを叶えるため、「匠」のリング市松と、奏を店頭用に創ることにしたのです。
そして待つこと一ヶ月半・・・再び８月にお店を訪れた二人は、考えて考え抜いた結果、「匠」の奏が一番二人にピッタリの指輪だと選び、創ることに決めたのです。実物を目にし、はめ比べたり、はめ心地を確かめたり、彼も彼女も本当に真剣に指輪を選んでくれました。
こうして一生懸命選んだ指輪がやっと出来上がり、昨日またはるばる豊田市から取りに来てくれたのです。どんなにか待ち遠しかったことでしょう。そして出来上がった指輪を初めて指に通した瞬間、彼女たちは満面の笑顔で、「すごくかっこいいね！やっぱりこの指輪にして良かったね」と大喜びしてくれました。お二人も大満足、ステキな笑顔を見せてもらえた私も大満足、幸せのおすそわけをしてもらった気持ちになりました。
迷って迷って二人で真剣に指輪を選んだ時のことは、いつまでも心に残り、この先お二人は、きっと大事に大事にこの指輪をはめてくれることでしょう。
「居心地のいいお店だからついくつろいじゃうね」「また遊びに来ますね」と言ってお店をあとにし、豊田まで帰っていったおふたりに、一番嬉しい言葉をもらいました。いつまでも末永い幸せをお祈りしています。